■主な症状
舌がんは口腔にできるがんの50%を占めており、その大部分は、舌の縁の中央から後方の部位に発生します。いくつかの種類がありますが、多くは潰瘍性舌がんで、その症状は口内炎や、外傷性潰瘍(あやまって舌をかんでしまう、入れ歯との摩擦)と似ています。
早期の場合現れる症状は、飲食時の痛みや違和感です。しかし、それらの症状は、口内炎や外傷性潰瘍に比べて軽微なので、見落としがちです。ただ、口内炎や外傷性潰瘍の場合は、おおよそ2週間程度で自然治癒し、痛みもおさまります。しかし、舌がんは痛みや違和感の症状が持続します。また、舌がんと外傷性潰瘍では形状が異なります。がんの場合は周囲が硬くぎざぎざなのに対し、外傷性潰瘍や口内炎の周囲は、赤みを帯びていますがきれいです。その後、がんが進行していくと、舌の動きが悪くなり、食べ物を飲み込みにくくなったり、言葉が喋りにくくなります。
- 舌の痛み
- 舌の違和感
- 舌の縁が硬くぎざぎざしている
- 食べ物が飲み込みにくい
■主な原因
- 不適合な歯科治療
- 入れ歯
- 虫歯
- 熱い飲食物の摂取
- 飲酒・喫煙
- 塩分の過剰摂取
- 香辛料
- アルカリ性や酸性の強い食品
物理的・化学的な慢性的長期的な刺激が原因とされています。物理的刺激とは、不適合な歯の治療や入れ歯、虫歯が常に接触することによる傷、熱い食物・飲物等、科学的刺激はたばこやアルコール、塩分の過剰摂取、香辛料、強い酸性やアルカリ性の食品などが発症のリスクを高めるといわれています。
また、口腔内の不衛生も発症リスクを高めます。さらに、口腔粘膜の病気を放置しておくとがん化することがあります。特に紅板病は約50%ががん化すると言われ、とても危険な病変です。
舌がんは頸部のリンパ節に転移しやすい性質がありますが、早期に発見できれば90%は治ると言われています。













