他の治療との併用について

メディチクリニックの免疫細胞療法は完全予約制です。木曜日14時から17時まで電話予約お問い合わせは027-350-1100担当篠原と中村まで

がん治療は一筋縄ではいきません。患者様おひとり、おひとりの症状の種類や進行度合に応じて、有効と考えられるあらゆる 治療法を組み合わせることが大切であると当クリニックでは考えます。各分野の専門家が協力して治療に取り組むことが重要なのです。 免疫細胞療法は、他の治療法の邪魔をせず、手術や放射線療法、化学療法などとうまく組み合わせることによりむしろ相乗効果が 期待できます。

手術後の再発予防としての併用

手術で切除可能な範囲のがんを取り除けた場合でも、一定の割合で再発してしまうことがあります。一般的にがんという病気が 肉眼で確認できるようになるには1cmと言われています。それ以下の小さながんを術前の検査で発見することは一般的な画像診断では 容易なことではありません。(着衣のままで簡単に微小ながんを発見できるPET/CT検査もあります。) そのような微小な「残存がん」が、手術後に密かに成長して、再発・転移がんとなって姿を現すこともあるのです。

現在、手術後の再発予防治療として、化学療法(抗がん剤)が用いられるケースが多く見られます。これは、抗がん剤が血液に 乗って体中を巡る全身治療であり、残存可能性のあるがんを全身的に攻撃する効果が見込める為です。 しかし、抗がん剤は重い副作用を伴います。本当に残存しているかどうか分からないがんを攻撃することに対して不安に感じる 患者様もいらっしゃることでしょう。

免疫細胞療法は、ある程度大きくなったがん細胞を急激に縮小させたり、消滅させるような劇的な効果は一部の例外を除き あまり期待できません。しかし、体中に点在する微小な「残存がん」を、大きな副作用を伴わずに全身的に攻撃できる点において、 がんの再発予防に効果を発揮します。

手術後に免疫細胞療法を加えることで再発を減少させ、生存率を高めたという結果が、千葉県がんセンターや国立がんセンターなど の臨床研究などにより、統計学的な事実として報告(米医学誌『cancer』および英医学誌『The Lancet』にて)されています。

抗がん剤・放射線との併用

抗がん剤や放射線療法などは免疫機能を損なうため併用は望ましくないと考えられる患者様、医師もいらっしゃいます。 しかし、免疫細胞療法は、他の治療法の邪魔をせず、手術や放射線療法、化学療法などとうまく組み合わせることによりむしろ相乗効果が 期待できます。

がん患者様の体内にはがん細胞に対する免疫反応を抑制する状態が生じていることが広く知られていますが、抗がん剤はこれを 解除して、がんに対する免疫応答に有利に働く場合があることも最近の研究で明らかにされています。

各治療法にはそれぞれ特徴があります。抗がん剤治療において、がんを縮小させる効果が高く認められていることは 皆様もご存知だと思います。しかし、長期の使用では、決して軽くはない副作用を被ることがあるというのも避けがたい事実です。

進行して巨大化したがん、あるいは増殖力の極めて早いがんへの処置として、抗がん剤や放射線でがんを縮小させつつ、 免疫細胞療法を行うことで、良い結果が得られることがあります。

当クリニックでは、併用に関して患者さんのご希望をうかがい、最良の方法を提案していきます。 実際に、免疫細胞療法を受けられた患者さんに化学療法や放射線療法などを併用されて入る方が多くいらっしゃいます。