がん治療に悩む患者さんのために

がんとはどうやってできるのでしょう?

 人間の身体をつくっている正常細胞の遺伝子が、環境やウィルスなどによって突然変異をおこします。そうしてがん細胞に変化することを「発がん」といいます。私たちの身体は約60兆個の細胞からできています。それらの細胞は毎日分裂を繰り返しています。 細胞が分裂する際に、DNAの複製ミスやその他様々なエラーが発生して突然変異をおこします。 突然変異した遺伝子から突然変異したタンパク質がつくられます。そのようなことを繰り返しながら 正常細胞からがん細胞へと変異していくのです。

 しかし、がん細胞への変異の途中でがん抑制遺伝子がそれらを修復したり細胞自体を自滅に追い込んだり するなどの働きをしたりします。また、がん細胞が現れてしまっても、少数の段階なら、リンパ球などの 免疫細胞が退治してしまいます。

 毎日、私たちの身体の中ではがん細胞が発生しています。しかし、それを免疫細胞が抑えているのです。 しかし、ストレスなどで免疫力が低下したりするとがん細胞は強大な細胞群となりぐんぐんと成長していきます。 がんが肉眼で確認できる大きさは「1cm」(1億個)からと言われています。1億個の塊になるまでには数年から 十数年かかるといわれています。そのため、がん検診などによる早期発見、早期治療が最も望ましいとされているのです。

がん細胞ができるまで

がんができてしまったらどうしたらいいの

 現在、がんを治療する方法は、外科療法や放射線治療・化学療法など様々です。 それぞれ、進行度合いや部位等によって適する治療方法が異なります。ここでは、それぞれにあった検査方法や 治療方法をご紹介しております。(それぞれの項目をクリックすると詳しい説明がご覧になれます。

進行がんの方に対して、従来の生活レベルを保ちながら行える全身療法

 主に早期がんに対して効力を発揮している三大療法(手術、放射線療法、抗がん剤)は、進行がんに対しては必ずしも有効で ない場合があります。手術はメスを使用して患部を切除する方法であり、早期がんには非常に有効な治療法です。 しかし、血液やリンパ液の流れに乗って離れた組織や臓器転移するがんのように、体点在している可能性のあるがん細胞の全てを 手術で切除するのはほとんど不可能です。

 放射線療法は周囲に多少、広がったがんに対して行うことが可能です。頭頚部がんや子宮頚がんなどには手術に近い治療効果を あげています。しかし、手術と同様に局所療法のため、やはり転移したがんには無力です。

 以上のことから、転移がんに対して、三大療法の中では抗がん剤を主体として治療を行うことが一番効果的と考えられます。 化学療法で用いられる抗がん剤は、絨毛癌や骨髄性白血病・悪性リンパ腫・睾丸腫瘍などに高い治療成績をあげています。 しかし、抗がん剤のもつ毒性は、がん細胞のみならず、正常細胞にも及びます。 特にがんと同じように細胞分裂が活発な白血球や毛根細胞・消化管上皮などに集中的に働くため、免疫力の低下、脱毛、 吐き気や食欲不振が生じ、極端な体力の低下などの副作用に苦しむことがあります。強い副作用により抗がん剤が適用不可と なってしまうと、三大療法ではもはや治療法がなくなってしまいます。

 このような進行がんに対して、副作用がほとんどなく、従来の生活水準を保ちつつ治療を行うことが出来る全身療法が切望されて います。免疫細胞療法は、この期待にこたえることができる有力な治療法です。

三大療法との併用で相乗効果

 がん治療とは一つの方法で立ち向かうものではないと当クリニックでは考えております。 上述のとおり、三大療法の限界を補う治療法として免疫細胞療法が存在するのは事実です。患者様おひとりおひとりの症状や お考えに応じて、三大療法を積極的に併用することが重要だと考えています。

 患者様おひとりおひとりに合わせた治療法を検討し、あらゆる治療法を組み合わせてがんと闘うこと当クリニックではご提案しています。 併用に際しましては、患者さんやご家族のご希望をじっくりと伺い、最良の方法を提案していきます。 手術との併用に関してですが、免疫細胞療法は理論上、手術後の再発予防を目的として行った場合に最もその力を発揮できる治療法 であり、実際、その目的で来院される患者さんも増加傾向にあります。

部位別のがん

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